Prior Notice

米国に食料品を送る際、たとえ個人間であっても事前に「何をいくつ送ります」という申請が米国食品医薬品局というところに対して必要となります。
なくても届くことも多い(要は送付時の送り状に正直に書かない)ですが、万が一引っかかった場合には、どうしようもなく廃棄処分になると思います。
ネットで出来るのでそんなに手続き上問題はないのですが、事前に登録は必要です。要求される項目は

  • 食品一般名
  • 食品の種類
  • 食品の加工状態
  • 食品の包装状態
  • 食品重量および数量
  • 食品製造者名及び住所
  • 申請者、発送者、受領者の名前及び住所

が必要です。
ここで問題になるのは食品に関する情報ですが、食品の種類、加工状態、包装状態は記号化されています。加工状態と包装状態はさほど項目も多くなく、たいがい加工状態が熱処理済みで包装状態はプラスチックかラミネートか缶詰になり問題はありません。
食品の種類はそれこそ膨大なデータベースの中から一点一様で指定しなければいけません。勿論検索は出来るのですが、ある程度検索名を詳しく書かないと、それこそ大変な量が出てきます。まぁ、数回送れば、同じものを送る以上は、同じ食品種類番号が使えるので、在米で私のように田舎にいて近くに日本食の購入が難しい人とか、そういう人が知り合いにいる人はこの番号を控えておくのをお勧めします。
ここでおもしろいのが、このデータベースが米国の食品事情を反映しているということです。チョコレートのお菓子の項目がいろいろ分かれている一方、豚肉のスープの素というのがなかったりします。その辺は「近いもの」で選んでいくしかありません。文化が違うのですから…。逆もまた然りです。

郵便局の説明ページ